60歳からの健康術

眼科編(3)緑内障への誤解 「視野が欠ける」とどう見えるか

緑内障の早期発見には検査が欠かせない(C)日刊ゲンダイ

 眼底の神経線維(網膜)の厚みを調べるのがОCT検査だ。

「眼底検査と視野検査はともに定期的に受けるべき検査です。正常な人と比べて、どれだけ神経線維層が薄いかによって病気の進み具合を知ることができます。経過が進むにつれてOCT画像は病気が進行している部分が黄色になり、さらに進行すると赤色になります」

 眼圧検査とは、眼球の張り具合を調べる検査のこと。目に「プシュッ」と空気を吹きかけて計測する。正常な人は10~21㎜Hgとされる。

「緑内障でも、眼圧が正常な正常眼圧緑内障が多く、眼圧検査だけで緑内障を除外判定することはできません。そのことには特に注意が必要です」

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