4月29日までにコロナワクチン接種後の死亡1710件 厚労省が報告

ワクチンとの因果関係は…(C)ロイター

 なお、今回初めて5~11歳のワクチン接種後の死亡が1件報告された。亡くなったのはファイザー社製を接種した11歳の女児。4月7日の1回目接種では問題なかった。同28日に2回目の接種を行った後、同30日に死亡が確認された。女児は生まれた時から重度の障害があり、2014年6月から重症心身障害者病棟に長期入院していた。みとった医師の報告では死因は急性心筋炎様の心不全だった。

 今回の会合でも死亡例の報告に関しては、「現時点においては、個々の死亡事例について新型コロナワクチンとの因果関係があると結論づけることのできた事例は認められない。引き続き3回目接種後の事例についても、集積する事例に関する情報を収集し、丁寧に評価を行っていくことにより、集団としてのデータを系統的に検討していく。死亡例の報告に関しては、現時点においては、3回目接種後の事例も含め、引き続きワクチンの接種体制に影響を与える重大な懸念は認められない」とした。

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