コロナ第7波に備える最新知識

ワクチン接種2.8億回 厚労省の審査部会が認めた健康被害の中身

新型コロナワクチン接種を受ける人たち(代表撮影)

 救済認定された777件の「疾病名・障害名」の内訳は「アナフィラキシー」385件(49.5%)、「急性アレルギー反応」221件(28.4%)、「アナフィラキシー様症状」104件(13.4%)と91.4%がワクチン接種直後に起きたと考えられる症状で、それ以外は67件(8.6%)に過ぎなかった。

 ただし、9回目、10回目の審議では審議件数が67件、61件と減っているにもかかわらず、それ以外の症状での認定がそれぞれ20件となった。

 1~5回の審議ではそれ以外がゼロで、それ以降も14件、3件、10件だったことからみると、審議の仕方に変化が出てきたのかもしれない。

 その他の症状には「左肩関節周囲炎」「過換気症候群」「血管迷走神経反射」「悪心・頭痛・腕のしびれ」「蕁麻疹」「脱力発作」「多形滲出性紅斑」などがある。

 なお、ワクチン接種後死亡は1700件以上報告されているが、救済認定されていない。

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