「自律神経」を守って酷暑を健やかに乗り切る5つのポイント

これからもっと暑くなる…(C)日刊ゲンダイ

「夏の睡眠時間は冬に比べて25分ほど短くなるというデータがあります。自律神経の負担を減らしリセットするには何より睡眠が重要で、夏は夜の睡眠不足を補うために昼寝をするのが理想的です。交感神経から副交感神経への切り替えは“寝落ち”を除いて5分程度かかるのが通常です。また、昼間に30分以上寝てしまうと夜の睡眠に悪影響を与えます。ですから、10~25分くらいの昼寝をするのが望ましいです」

④入浴

「熱い湯につかると体温が上昇するうえ、高温多湿の浴室内では呼吸で脳を冷やすことも難しい。入浴は自律神経を酷使する環境といえるので夏は湯船にはつからず短時間のシャワーだけで済ませるようにしてください」

⑤運動

 運動はただでさえ自律神経に負担をかける。体温、脈拍、心拍数、血圧、呼吸などを整える必要があるからだ。

「普通に生活しているだけで自律神経に負担がかかる夏は、運動量を減らすことが大切です。普段からジョギングやウオーキングをしている人はいつもよりも距離や時間を短くするなど、意識的に負荷を軽くしましょう」

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