2021年度に日本で最も多かった性感染症…「クラミジア」を疑うべきポイント

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 パートナーも感染の有無を調べないと、「うつし・うつされ」を繰り返すいわゆるピンポン感染になる。女性の場合は重症化すると卵管炎を引き起こすことがあり、それが不妊症の原因になる場合もある。

 本記事では、感染者数の多いクラミジアを取り上げたが、性行為で感染する病気はさまざまで、冒頭で触れた梅毒のように、重症化の恐れがあるものもある。

「対策として、性風俗のサービスを利用するときや、決まったセックスパートナー以外とセックスをするときは、オーラルセックスでも必ずコンドームを装着しましょう。男女ともに、性交渉後はすぐに排尿し、性感染症の原因である病原体を体外に出すことも、やらないよりはやった方がいい」

 念頭に置いておきたい。

※新宿駅前クリニックは、女性のクラミジア検査は行っていません。

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