当時は国内では飛脚が活躍していましたから、飛脚を通じて全国に流行したとの見方もあるようです。
ちなみに当時は幕府専用の「継飛脚」、大名専用の「大名飛脚」、町人が使う「町人飛脚」があり、さらに用途などによりさまざまな飛脚があったようです。
こうした飛脚が全国を飛び回っていたことから、一般の旅人らとともに飛脚がインフルエンザを含めた流行病を全国に広めたと考えられていたようです。
(弘邦医院・林雅之院長)
健康の「素朴な疑問」