科学が証明!ストレス解消法

人が多ければ多いほど何かあった際の「見て見ぬふり」が増える

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

「誰かが何とかしてくれるだろう」という手抜きの心理が働くことを明らかにしたわけですが、「傍観者効果」も加味すると、人が多ければ多いほど、“見て見ぬふり”をする人は増えることを示唆しています。嫌われているから無反応というわけではないので、過度に気にする必要はないでしょう。

 その一方で、人が多いがゆえに、議論や反応が白熱しない可能性もあると言えます。だからこそ、ほかの人がやらなくても自分は動くという習慣を身につけたいものです。情けは人のためならず。そういう心遣いが、いつか巡り巡って、自分のところに良い形で返ってくるはずです。

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堀田秀吾

堀田秀吾

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

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