科学が証明!ストレス解消法

「不安」があなたを強くする!幸せに生きる武器になる!

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 もちろん、コロナそのものへの不安を興奮と置き換えるのは難しいですが、生活や仕事の中で抱える不安においては、ブルックスの研究は役に立つはずです。

 また、リスボン大学の著名な神経学者・ダマシオは「感情を抑制することが、より良い決断につながるというのは間違いだ」と話しています。不安な状態にあるからこそ、状況をより客観視できるわけで、“不安は知性の証拠”でもあるのです。

『不安』があなたを強くする 逆説のストレス対処法」では、このように私たちが思い込んでいる「負」のアクションや考え方が、実はそうではなく、「武器」になることをまとめています。

 人は、バイアスというフィルターなしに物事を捉えたり考えたりできません。しかも厄介なのは、バイアスという色眼鏡は何重にも重なっていて、一人一人が違うバイアスのセットで世界を見ています。本書が、あなたの「思い込み」に異なる息吹を吹き込む一助になっていただけたら幸いです。

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堀田秀吾

堀田秀吾

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

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