腫瘤に針を刺して行う細胞診の正診率は、富山大学付属病院で98.7%。1センチ以下でも94.3%。膵管拡張や嚢胞では、受けられるならEUSで調べ、その時にがんの疑いがなくても、前述の通り定期的に腹部エコーや場合によってはMRIを。
■ブラシ擦過細胞診や膵液細胞診を受ける
5ミリどころか塊にすらなっていない、膵管の表面だけががんになっている状態(ステージ0)で見つける方法もある。特殊なブラシで膵管表面をこすって細胞を取り検査をするのが「ブラシ擦過細胞診」。「膵液細胞診」は、膵管にチューブを入れて膵液を取り、細胞の検査を行う。
「この段階で発見し治療ができれば、ほぼ100%助かります」
■膵管内乳頭粘液性腫瘍なら経過観察