「爪白癬の治療には塗り薬または飲み薬を用います」
一般的に、飲み薬の方が塗り薬より効き目が強い。ただ、副作用の問題もあるので、医師が患者の状態を見て、最も適切なものを選ぶ形になる。
現在、爪白癬の処方薬は塗り薬が2種類、飲み薬が3種類。爪白癬の薬は、変形・変色した爪を元の形に戻すものではない。薬の有効成分が効いてくると、感染した爪が押し出され、根元から健康な爪が生えてくる。足の爪が完全に生え変わるまで時間がかかるので、爪白癬の治療も時間がかかる。
「治療期間は、塗り薬で約1年、飲み薬で3~6カ月ほどかかります」
足白癬の薬は、薬局やドラッグストアでも買える。スイッチOTC薬(処方箋がなくても購入できる薬)なので、病院に行かなくても治療は可能だ。しかし爪白癬は、同じようにはいかない。
「爪白癬の薬は、塗り薬も飲み薬も処方薬のみです」
足白癬の塗り薬を爪に塗っても、爪白癬は治らない。