“コロナ明け”だからこそ注意したい健康トラブル<2>【性感染症】“彼女・彼一筋”でもリスクあり

梅毒患者が急増している(写真はイメージ)

「性感染症は、性器から性器への感染だけではありません。性器から咽頭、咽頭から性器への感染もある。咽頭から咽頭へ感染し、そこから性器へ感染させるケースもあります。(ペニスを)挿入しなくても、コンドームを装着していても、オーラルセックスをすれば、感染リスクがあるのです」

「彼女・彼一筋」という人も、性感染症のリスクから逃れられない。

「性感染症は、自覚症状に乏しいものもあります。咽頭感染はまさにそうですし、性感染症の中で最も多いクラミジアは、無症状または軽症で本人が気づいていないことがあるのです」

 妊婦健診で、妻にクラミジア感染が判明。夫婦双方が「浮気をしていない」と主張--。どちらかが嘘をついていることももちろんあるが、そうではなく、過去の彼女・彼から感染し、無症状のため気付かずに至った、ということもあるのだ。

2 / 3 ページ

関連記事