平均で3.5年にわたる追跡調査の結果、過体重となった人の割合は食事の速度が「遅い」人と比べて、「普通」の人で1.96倍、「速い」人で2.92倍、統計学的にも有意に増加しました。一方、食事の速さと身長の関連性については被験者の体格によって異なりました。過体重でない人は、食事の速度が「速い」人で身長低下が34%多かった一方、過体重の人では逆に、食べる速度が「速い」人で身長低下が48%少ないという結果でした。
身長の低下については解析結果の一貫性を欠くものの、論文著者らは「中年以降に始まる身長の低下は心臓病の危険因子であり、食事の速度を遅くすることは、身長の低下と心臓病の予防に有益かもしれない」と結論しています。
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