放置すると悪性がんに進行…「日光角化症」を防ぐには紫外線対策を

60代以降の男性によく見られる(C)日刊ゲンダイ

「患部をメスで取り除く手術と違って、外用薬や液体窒素で治療をした場合、再発する恐れがあります。他の部位に新たに発生することもありますので、日頃から肌をチェックし、ザラザラした紅斑があれば再度皮膚科を受診してください」

 日光角化症を発症させないためには普段からの紫外線対策が重要だ。長時間外で活動する際は日焼け止めを必ず塗り、可能であれば日傘や帽子、アームカバーを使用するといい。

 日光角化症が女性に少ないのは、化粧や日傘などで日頃から紫外線対策に取り組んでいるからだという。

「男性も屋外でスポーツする際には日焼け止めをしっかり塗り、ゴルフであれば、ハーフラウンド終わったタイミングで塗りなおすと日焼け止めの効果をキープできるでしょう」

 頭や耳は自分で確認しにくい。老親がいる人は、定期的に肌に異変がないかチェックし、ザラザラした紅斑があれば早期に皮膚科を受診することだ。

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