本格的な猛暑が到来!「クーラー病」を徹底的に防ぐ6つの方法

エアコンが集中管理になっているオフィスでは特に注意が必要

「②サーキュレーターの使用も効果的です。暖かい空気は上部にとどまりやすいので、サーキュレーターを上向きで回しておくと上から下に暖かい空気が流れ、足元の冷えを予防できます」

 また、③温かい麦茶やルイボスティー、さゆといったカフェインレスの飲み物を取るのも有効だ。一方で、コーヒーや紅茶にはカフェインが含まれ、カフェインには交感神経を活性化させ冷えを助長させるリスクがある。飲むなら自律神経に影響がない1~2杯程度にとどめるといい。

■晩酌の酒量に注意

 エアコンの設定温度だけでなく、④室温にも注目したい。

「自律神経が失調しない範囲の室温と外気温の差は5度とされていますが、40度超えが続く近年はそうした環境を維持するのは難しい。まずは温度計で自分の席が適温とされる26~28度に保たれているか確認してください。適温よりも低く、服装や飲み物で対策しても冷えが改善されなければ自律神経が乱れている可能性が高いので、可能であれば冷風が当たりにくい席への移動をお願いするといいでしょう」

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