解析の結果、年間の体重増加量は中央値で0.26%(218グラム)でした。体重は1週間で0.3%(252グラム)変動し、月曜日と火曜日で最大となりました。月曜日を基準とした体重変化は、水曜日以降に減少し、金曜日ではマイナス0.18%でしたが、週末から月曜日にかけて再び増加しました。
また、体重は夏に最大となり、秋で最小となりました。夏を基準とした体重変化は、秋でマイナス0.47%、冬でマイナス0.23%、春でマイナス0.27%でした。さらに、クリスマスや年末年始では、前週比較でプラス0.65%と、急激な体重増加を認めました。
論文著者らは「南半球の国で行われた研究であり、北半球では季節や気候の変化、祝日などが異なるため、この結果を広く一般化できるわけではない」としつつも、「体重増加の予防には、太りやすい時期を考慮に入れることが正当化される」と結論しています。
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