気になる副作用は、幻覚が4割以上の患者さんに認められましたが、一時的なものでした。
もとが幻覚作用のある成分ですから、その使用は今後慎重に検討される必要がありますが、1回の使用で6週間効果が続くというその特徴はこれまでにないもので、今後、うつ病の治療は劇的に変わるかもしれません。
医者も知らない医学の新常識
信州大学医学部医学会大学院卒。同大学医学部老年内科(内分泌内科)助手を経て、心療内科、小児科研修を経て、1998年より「六号通り診療所」所長を務めた。日本プライマリ・ケア学会会員。日本医師会認定産業医・同認定スポーツ医。糖尿病協会療養指導医。