糖質(炭水化物)の取り過ぎが太る原因になることは、一般にも知られていますし、科学的にも事実です。そのために糖質を制限するダイエットが広く行われています。しかし、糖質はエネルギー源ですから、制限のし過ぎは活力の低下につながります。糖質は過不足なく取ることが重要なのです。
そこで問題になるのは糖質の中身です。糖質はその種類によって吸収のされ方などが違い、太りやすさにも差のあることが知られています。今年のブリティッシュ・メディカル・ジャーナルという一流の医学誌に、糖質の種類とその体重に与える影響を検討した論文が掲載されました。
これはアメリカの有名な医療従事者の大規模データを解析したものです。それによると、植物由来の糖であるデンプンや、砂糖などの甘味料の摂取量が多いと、体重の増加に結び付いていました。その一方で、食物繊維を多く取ることは体重の減少効果が認められました。
医者も知らない医学の新常識