ただ、単に水だけを摂取してもダメで、場合によっては一緒に塩分を摂取したほうが良いケースもあります。体から水分が失われているとき、一緒に塩分が失われているからです。基本的に体から水分だけが失われるということはありません。 水分と塩分を一緒に摂取するのにはもうひとつ理由があります。塩分が水分の吸収を促してくれることで、効率的に水分補給ができるためです。
それでも熱中症のような症状が認められる場合は、すぐに医療機関を受診しましょう。クスリ(ここでは点滴)を投与することで直接血管内に水分と塩分を補給できます。
冬であっても、熱中症は起こります。空気が乾燥しているうえ、暖房器具を使用する機会が多くなるからです。熱中症は重度になると死に至るリスクもあります。適切な水分補給と無理をしないということを心にとどめておきましょう。
高齢者の正しいクスリとの付き合い方