京都大学の平松らの研究(2011年)によれば、大学生15人に爪にマニキュアを塗ってもらい、どのような感情の変化があったかを調べたところ、緊張、疲労、落ち込みなどが若干減少すると示されました。
統計的に見ると、リラックスという点で大きな変化があったことも報告されています。マニキュアは鏡を見なくても自分の目に入ります。“目に入る機会が多いため、このような効果があるのでは”といった可能性も平松らによって指摘されています。
爪を磨いたり、オイルを塗ったりする──。これなら男性でもできるはずです。たったそれだけで「自分はきちんと身だしなみを気にしている」「外見を磨いている」という自尊心につながり、自分をポジティブにとらえられるようになる。身だしなみを美しくすることは、自尊心をアップしたり余裕をつくったりすることにつながるのです。
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