痔ろうがきっかけで糖尿病が発覚も…「減量手術で人生を取り戻した」

タクシー乗務員のわいだきよしさん(提供写真)

 ところがそれで安心して、再び食欲の赴くままに暴飲暴食。カレーなどは飲むように食べました。その結果、リバウンドして体重が増え、血糖値も悪化。このままではいけないと思い、ネットでやせ薬を探し、自由診療の医療機関で2型糖尿病の薬をそれとは知らずに8万円で購入しました。

 この薬は当初、非常に良く効き、体重は落ちました。しかし、血糖値は下がらず、徐々に上がっていきました。その後自分で探して、四谷メディカルキューブの門を叩きました。

 私が希望したのは胃カメラを使って胃の中にバルーン(風船)を留置する「内視鏡下調節性バルーン留置術」と呼ばれる手術でした。開腹なしの体の負担の軽いやり方なので良いなあ、と思いましたが、最終的には根治を目指して「腹腔鏡下スリーブバイパス術」と呼ばれる手術を受けました。

 治療費が240万円ほどかかると聞いてあきらめかけましたが、たまたま治験に参加できることになり、費用的な問題はクリアとなりました。

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