おせち料理は糖質たっぷり…「お正月糖尿病」を避けるにはどうしたらいい?

(C)bee32/iStock

 老舗の練り物食品メーカーの「紀文」が2010年から毎年実施している「紀文・お正月全国調査」(全国の20~60代既婚女性7015人が対象)によると、2022年の正月では全体の71.5%がおせち料理を食べたという。

 おせち料理の食べる率(喫食率)が最も高かったのは大分県(80%)で、2位は石川県(79.5%)、続いて3位東京(79.4%)、4位大阪府(79.0%)と大都市圏でもおせち料理は人気だった。

 おせち料理は豊作や家の繁栄を願って年神さまにお供えする料理。縁起の良い食材で作られる。たとえば田作りは稲の肥料に使われるいわしを炒って、しょうゆ、みりん、砂糖などで甘辛く味付けしたもの。豊作をイメージしている。栗きんとんはサツマイモと砂糖で作った黄色のあんと、むいた栗とを絡めたもの。こちらは漢字で「栗金団」と書き、金の団子もしくは金の布団を想像して財を得る縁起物などと考えられている。

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