75歳以上は要注意!冬の脳梗塞を防ぐための「起床の作法」

(C)show999/iStock

 よく、冬の入浴時のヒートショック(急激な温度変化で血圧や心拍数が変化し、血管や心臓に疾患が生じること)が話題になるが、寝室でも急激な温度差は注意が必要だと加藤院長は言う。

「布団に入ったままリモコンでエアコンのスイッチを入れて部屋の温度を上げるのも良いでしょう。また、脱水を防ぐために寝る前に水を飲んでおくことも大切です」

 厚労省発表の2022年「人口動態統計(確定数)の概況」によると、2022年の年間死因別死亡総数のうち、脳血管疾患は10万7481人(全体の6.9%)で、全死因の上位4番目。内訳は「脳梗塞」が最も多く5万9363人(男性2万8824人、女性3万539人)だった。脳梗塞で命を失わないよう、冬場は起床時の作法に気をつけたい。

4 / 4 ページ

関連記事