日本版「足病医」が足のトラブル解決

なぜ、いまの日本で足の専門医が求められているのでしょうか?

(提供写真)

 さらに近年は超高齢化に伴い、健康寿命を延ばすためには歩行の維持が求められています。歩くことは認知症や糖尿病だけでなく、がんや心血管疾患の発症予防にも深く関わっていると報告されています。

 また、核家族化により、老老介護や独居の高齢者も増加し、しっかり歩けないと介護だけでなくご自身の生活もままならなくなるでしょう。

 人生100年時代を全うするためにも、足の健康維持は欠かせないのです。

 次回から足のあらゆる症状についての疑問にお答えしていきます。

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田中里佳

田中里佳

2002年東海大学医学部卒業、04年同大学形成外科入局、06年米国ニューヨーク大学形成外科学教室留学、12年順天堂大学医学部形成外科学講座准教授、医局長を経て現職を務める。

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