篠山紀信さんも坂田利夫さんに続き…27年間で8.3倍増の「老衰」とは穏やかな最期なのか?

老衰で亡くなった篠山紀信さん(C)日刊ゲンダイ

「しかし、もっとも大きな理由は、本人も家族も老衰を望むようになったことです。苦しむことなく穏やかに旅立った、十分に生き切った、との思いが老衰にはある。むろん、医師は死因に虚偽を書くことはできませんが、85歳以上では基本、原死因に老衰と書くことが多いように思います」(山中院長)

 今後も老衰は増えていくだろう。しかし、イメージするような穏やかな最期を迎えさせるには、看取る側もより良い死を迎えるための勉強が必要だ。

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