一生見える目をつくる

近視治療「オルソケラトロジー」…1週間で半数が視力1.0へ

写真はイメージ

 レンズによって変化した角膜の形状は、使用を中止してから2~3週間ほどで元の状態に戻ります。オルソケラトロジーは子供なら嫌がらなければ4~5歳ぐらいから使用できます。

 子供はレーシックの手術ができないので、メガネやコンタクト以外ならオルソケラトロジーで。大人はレーシックやICL(眼内コンタクトレンズ)などほかの治療法もあります。大人でオルソケラトロジーを使用する場合は、老眼が現れる前までとなります。

 なお、オルソケラトロジーは健康保険適用外の治療となります。当クリニックでの治療費は、レンズ代と3カ月までの定期検査代で両眼15万円です。定期検査は3カ月に1回で3300円ほどかかります。扱っている眼科も最近増えていますので、興味のある方は、お近くの眼科で相談されてみてはいかがでしょうか。

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荒井宏幸

荒井宏幸

クイーンズ・アイ・クリニック院長。医学博士・眼科専門医。医療法人社団ライト理事長。みなとみらいアイクリニック主任執刀医。防衛医科大学校非常勤講師。

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