トイレでわかる糖尿病…「尿糖試験紙」を尿に浸すだけ 早く見つければ治すことも可能

尿糖試験紙でチェック

 ただし、試験紙に浸す尿は、脱水になったり、水を大量に飲んだりすると濃度が変わるから注意が必要だ。

「むろん、試験紙だけでは糖尿病の確定診断はできません。ただし、尿糖が陽性になれば、糖尿病かその予備群の可能性が高いので、病院で血糖値だけでなく、ブドウ糖負荷試験を受けることで、糖尿病か予備群なのか、はっきり診断をつけられます」

 気になる人は薬局やドラッグストア、あるいはネット通販で尿糖試験紙を購入するのも手だ。値段は枚数や送料の有無により異なるが、数百円~になる。

「製品によって使い方は異なりますが、基本的には試験紙を尿に約1秒浸したうえで、定められた判定時間を経過すると試験紙の色が変化する。その色を付属の判定表で照合することで判断します。尿糖試験紙で検査する場合、食後1時間が血糖値上昇のピークになるので、そのタイミングで調べるといいでしょう」

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