健康診断を受けていても人間ドックを受けるべきたった1つの理由

人間ドックは検査項目が多い(C)日刊ゲンダイ

■オプションで追加したい項目

 年代や条件でリスクが高い病気が異なる。それを調べる検査項目が含まれているかを確認し、なければオプションで追加する手もある。一例を挙げると、50代以上の男性でPSA。早期の前立腺がんも発見できる腫瘍マーカーだ。

 女性では30~40代でも乳がんリスクと無縁ではない。自治体の乳がん検診は「40歳以上の女性、マンモグラフィーを2年に1度」となっているが、若いうちはマンモグラフィーだけでは見落とされる可能性がある。マンモグラフィーと超音波の両方を受けるとベター。

「喫煙者の方は胸部CTも受けた方がいい。胸部レントゲンだけでは早期肺がんが見つけづらい」

 安くないお金を払って人間ドックを受けるのだから、よりベネフィットがある方法にしたい。秋松さんがまずお勧めするのは、毎年同じ時期に受けること。

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