歩けるかどうかは、認知機能をどれだけ維持できるかにつながります。70~80歳の女性の認知機能テストの成績と日頃の運動習慣の関係を調べた研究では、日頃よく歩く人はテストの成績が良く、1週間あたりの歩行時間を「2.8時間以上」「1.5時間~2.8時間未満」「40分~1.4時間」「40分未満」で比較をすると、歩行時間が長いほど認知機能テストの得点が高かったのです。このうち「40分~1.4時間」であっても、「40分未満」とは明らかな差がありました。
第一人者が教える 認知症のすべて