寒くて寝付けない…ぐっすり眠りたければ電気毛布はパス!

 冬にぐっすり眠るためには、副交感神経を優位にする工夫も効果的だ。
 人間が眠りに落ちる前は、リラックスした時に働く副交感神経が優位になる。しかし、冬は活発に動く時に働く交感神経が高まりやすく、入眠時も低下しにくい。そうなると、寝付きが悪くなってしまう。

「眠る前に副交感神経が高まる働きをサポートするには、尻の真ん中あたりにある『仙骨』を温めてください。仙骨には副交感神経が集まる副交感神経節があり、温めるとその働きを高めることができます。寝る前に湯たんぽやホットパックで仙骨を温め、寝る時は足元に移動させる。寝る時に足首を温めると足の裏から放熱して深部体温を下げることができるので、さらに効果が望めます」

 起床1時間前に暖房がオンになるようにタイマーをセットしておく。起床時の深部体温上昇が助けられ、自然にすっきり目覚めることができる。これで、思う存分“冬眠”できる。

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