肺炎や食中毒の原因に 歯ブラシトラブルを防ぐ7つの習慣

歯みがき後のケアも大切/(C)日刊ゲンダイ

 ただし、直射日光やドライヤーで乾かしたり、熱湯で“殺菌”しようとしてはいけない。ブラシの素材を劣化させ、清掃能力を低下させるからだ。

「歯ブラシを使用前と後に洗口剤につけて軽く洗うといいでしょう。細菌数を減らせます」

 家族全員の歯ブラシをひとつのコップで保管する家庭も多いが、おすすめできない。
「家族といえども、口腔内にすむ細菌の種類と割合は別。ブラシ部分がくっつくことで各自の口腔内の環境が壊れ、不調の原因になることも考えられます」

■ユニットバスは要注意

 トイレとお風呂が一体になったユニットバスに歯ブラシを置いている人は即刻やめるべきだ。

「濡れた歯ブラシに口腔内にいない細菌が付着して増殖することもあるからです。サルモネラ菌や大腸菌などの食中毒、レジオネラ菌や耐性黄色ブドウ球菌などの肺炎を引き起こす菌が代表的です。トイレは使うたびに目に見えない水が飛んでいるものです」

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