親次第で悪化 小5の20人に1人が夜尿症に悩んでいる

写真はイメージ/(C)日刊ゲンダイ

「三原則は〈起こさない〉〈怒らない〉〈焦らない〉。夜中に起こしすぎると、睡眠のリズムが乱れ、抗利尿ホルモンの分泌量が減ります。すると寝ている間の尿の量が増えて、オネショを起こしやすくなる。親が怒ったりイライラしたりしていると、それが子供に伝わり、ストレスが強くなってオネショが長引くことになりかねません」

 オネショを怒るのではなくて、オネショしなかったことを褒めることだ。

 生活指導も必要だ。
「夕食時以降は水分や塩分を控える。寝る前にトイレに行く。昼間、〈トイレ行った?〉と子供に言い過ぎない。親にトイレに行くことを促されて、尿をためる習慣がなくなることも…」

 パソコンの普及で、夜中までインターネットをしている子供が増えた。さらに今問題なのは、スマートフォンだ。深夜まで延々とネットやゲームをする子供が急増している。

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