肉、卵、チーズで長寿…目からウロコ「沖縄式健康法」とは?

ご飯抜きでもこれだけで…/(C)日刊ゲンダイ

■余分な脂肪は吸収されない

 気になるのはカロリー。動物性脂肪は、ダイエットの天敵のはずでは?

「食べ過ぎたら下痢になって体外に排出されるだけ。体が必要以上に吸収することはありません。体の脂肪のもとはあくまでも糖質です。コレステロールも、摂取量によって合成量が調整されるので、肉や卵を食べたからといって血中コレステロール値が上がるというのは間違い。その証拠にコレステロール値を下げる薬を飲んでいる人が肉や卵を減らしても、数値が下がった例を私はほとんど見ません」

 欧米でも、太っているのは高価な肉を買えない貧困層。安いポテトフライ(炭水化物)とコーラ(糖質)が肥満の原因と渡辺医師は説く。

■ひと口30回以上噛む

 具体的な食べ方は、こうだ。

「基本はご飯を抜いて、肉を主食にします。そしてひと口30回以上噛むこと。サラリーマンにオススメはコンビニ食です。レジ脇の空揚げやフランクフルトなどは手軽だし安上がり。油も気にしなくて結構です。ランチはご飯の前におかずから食べましょう。ゆっくり30回以上噛むと満腹感を感じて、ご飯までたどり着きません。おかずは、とんかつでも肉野菜炒めでも何でもどうぞ。夕食はシンプルに肉を塩コショウでソテー。そこにとろけるチーズをのせれば完璧ですね。肉を主食にすれば、おのずと味付けが薄くなり、塩分抑制に役立ちます。牛・豚・鶏なんでもOKです」

 1日の目安は、肉200グラム、卵3個、チーズ120グラムが最低限必要だという。これでカロリーは1300キロカロリーほど。仮に食べ過ぎても脂は体外に排出され、太る原因となる糖質はほとんど含まれていない点がミソ。試す価値はありそうだ。

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