2010年からは、内耳の血液循環をよくする水泳(水中歩行でも可)も患者に奨励している。
「メニエール病は他人の評価を気にする人に多く、ひとつの行動に熱中する熱中行動、嫌なことでも我慢してやり遂げる自己抑制行動が特徴的。これらの人が水分摂取療法や水泳をすることで、メニエール病の予防にもなると考えています」
最近は、耳石の異常で起こる「良性発作性頭位めまい症」の治療にも水分摂取療法を活用。内耳の血液循環を改善することで、良い治療成績が出ているという。
▽メニエール病 めまい、難聴、耳閉塞感、耳鳴りなどを生じる病気。難病指定されている。