激しい運動は不要 糖尿病改善には半年間の「速歩き」が効く

写真はイメージ/(C)日刊ゲンダイ

「食事制限だけでなく、ウオーキングで運動不足を解消することが必要。激しくするとひざや腰を痛める恐れがあるので、ゆっくり歩き、毎日少しずつ歩数を増やすように」

■糖尿病予防・改善には食後1~2時間がいい

「境界型糖尿病や軽症の糖尿病にウオーキングは効果を発揮します。インスリンの働きをコントロールできるようになるからで、血糖値が高くなる食後1~2時間の間に少し速めに歩くようにするといい。最低半年続ければ、血糖を取り込む筋肉の働きが強くなり、インスリンの働きもよくなるはずです。ウオーキングによる血糖値の改善例を見ると、開始から1年後に歩数がアップしている人は、みんな血糖値が下がっています」

■高血圧の人は速く歩いてはいけない

「心臓に負担をかけてしまう。笑顔をつくれるくらいのペースがちょうどいい。事前に医師の健診を受けることも忘れずに」

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