冬場は関連死が急増 「心臓カテーテル治療」5つの疑問

写真はイメージ (C)日刊ゲンダイ

 バイパス手術は胸を開き、心臓の動きを人工心肺装置に換え、患者の脚、腕、胸(冠動脈の良質な部分)などから健康な血管を取り出し、詰まった冠動脈に移植し新たに迂回路をつくる。それに比べ、カテーテル治療は患者が治療の様子をモニターで見ることができるほど負担が軽く、治療後はすぐにトイレにも歩いて行けるほどだ。

■対処できない人は?

「ただし、3本の大きな冠動脈すべてが狭窄・閉塞しているか、左冠動脈の付け根に狭窄がある場合はバイパス手術がすすめられます。また、左冠動脈以外の1本に問題があり、薬で十分治療できると判断されれば、薬で治療することになります」

 なお、痴呆で手術中にカテーテルを引き抜く人もいるため、治療を理解できない人や寝たきりで生活実態のない人は控えてもらうという。

■金属アレルギーでも大丈夫か?

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