強い近視がある人は、手術を受けた後も気を付けたい。多くの硝子体手術を手がける竹内眼科クリニック(東京・台東区)の寺松徹氏は言う。
「眼球内の手術は、問題が起こりそうな箇所をすべて取り除くわけにはいきません。網膜剥離の手術も、1回ですべて問題なく治る確率は85%程度です。手術を受ける病院や医師によって変わりますが、10人に1~2人は再手術が必要になります。近視が強い人はもともと網膜が薄いので、手術で穴の周囲を凝固してもまた剥がれてしまうケースがあるのです」
網膜のダメージが少ない段階で手術を受けるためにも、早期発見が大切だ。