重要項目は6つ がん予防は「リスク」の正確な数値を知るべし

5つの生活習慣を実践すればリスクは4割減(C)日刊ゲンダイ

■身体活動

 身体活動量が多い人は、少ない人よりも男性で0.87倍、女性で0.84倍、がんリスクが低い。

「予防できる理由は完全に解明されてはいませんが、運動はインスリン抵抗性を改善するのに有効です。インスリンがしっかり働かなくなると、体内のインスリンが過剰になり、腫瘍細胞を増殖させてしまいます」

 歩行かそれと同等以上の強度の身体活動を、1日60分ほど行いたい。

■体形

 BMI(=体重キロ÷身長メートルの2乗)が「23~24.9」のグループと比較して、男女ともに「30以上」で約1.3倍程度、がん死亡リスクがアップする。また、日本人男性は「21未満」の痩せ過ぎによるリスクも高い。男性はBMI21~27、女性は21~25の範囲にとどめることが肝心だ。

4 / 4 ページ

関連記事