海外生活を終え、芸能界に復帰したばかりの2年前、人間ドック体験リポートのお仕事をいただきました。セレブ向けの人間ドックで、休憩する椅子は革張り。実際に検査を受けながら、ゴージャスな病院を紹介する内容でした。
今まで病気はなく、フランスにいた頃に更年期障害になったぐらい。
でも、フランスでは更年期障害っていう概念はなくて、それもあなたの個性っていう診断。処方されたのはマグネシウムぐらいのものでした。
収録は、検査と結果の2回。初回は検査を体験し、PETの検査結果のサンプルを見せていただきながら、レクチャーを受けました。先生が「がん細胞のところには糖が集まってこういうふうに光るんですよ」なんて教えていただいて。そして2週間後に結果を聞くシーンの収録予定でした。
ところが、2回目の収録前にマネジャーから電話があり、直接会って話をしたいと言う。会うと、もじもじしながら、検査結果を聞くかどうかと聞くんです。
独白 愉快な“病人”たち