再生不良性貧血とは、赤血球、白血球、血小板のすべてが減少する病気で、国の難病指定を受けています。単に貧血だけでなく、感染症にかかりやすくなったり、鼻や口の粘膜から出血しやすくなったりもします。
腎性貧血は、腎臓から分泌される、赤血球の生産を促すホルモンが不足することで生じる貧血です。動悸・息切れなどがあり、重症化すると腎不全に至ります。治療には、不足したホルモンを、薬によって補う必要があります。
ヘマトクリットは、単に高い・低いだけが問題なのではなく、他の2項目との組み合わせによって得られる数字も重要ということです。
(医療ジャーナリスト・やなぎひさし)
医療用語基礎知識