耳鼻科の病気

「炭酸ガス」「半導体」レーザーの使い分け

 ただ、半導体レーザーはターゲットの粘膜に直接当たる接触型で、装置の管理が面倒という面が医療側にあります。

 私のクリニックでは、鼻水がぐずぐずの状態ではないスギ花粉の患者さんの場合、12月末までなら炭酸ガスレーザーでしっかり焼灼します。鼻水が出てくるシーズンになると半導体レーザーを使うようにしています。

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大場俊彦

大場俊彦

慶應義塾大学大学院博士課程外科系終了。医学博士甲種日本耳鼻咽喉科学会認定専門医。日本レーザー医学会認定専門医。日本気管食道科学会認定専門医。米国耳鼻咽喉科・頭頸部外科学会フェロー。国際レーザー専門医。厚生労働省補聴器適合判定医・音声言語機能等判定医。日本耳鼻咽喉科学会騒音性難聴判定医・補聴器相談医。