漢方達人をめざせ!

目と肝臓は表裏一体 「メグスリノキ」で眼精疲労を改善

ひどかった眼精疲労も改善(C)日刊ゲンダイ

 前回の眼精疲労の続きです。紹介した「杞菊地黄丸」以外でよくお勧めするのが、「メグスリノキ」です。

 民間薬として日本の一部の地域で利用されていた生薬で、「千里眼の木」「長寿の木」とも呼ばれています。

 東洋医学では「眼精疲労は、肝臓の疲労を指す」と考えますが、このメグスリノキもやはり、肝臓にいいといわれています。一見、オガクズのように見える生薬で、煎じるときれいな赤色の液体になります。この赤色はビタミンB12の色と考えられていて、目や肝臓に行きわたります。単味で飲む場合は1カ月単位で飲むといいでしょう。

 また、「ヤツメウナギ」も眼精疲労の方にお勧めする食材です。ヤツメウナギにはビタミンAが豊富。かば焼きで食べられるお店もあります。

 漢方薬局には「ヤツメウナギの肝の油」といった商品が置いてあります。ちなみに、ヤツメウナギの「ヤツメ=八ツ目」は、「8つの目がある」という意味ではなく、目は1つで、7つのエラの穴が加わって「8つの目」に見えることからきています。

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久保田佳代

父は乳児院院長、母は薬剤師、長女は歯科医、次女は眼科専門医という医療一家に産まれたが、昨今の臓器医療である西洋医学とは違い、人に向き合い、カラダとココロの両面から治療が行える漢方を志し20余年経つ。昭和薬科大学卒業、老舗漢方薬局を経て、「氣生薬局」開局。サプリメントアドバイザー、漢方茶マイスター、日本プロカウンセリング協会1級など多数資格取得。「不妊症改善における実力薬局100選」に選ばれている。