糖尿病に絶対ならない 春の最新常識

<4>糖尿病の発見に役立つ「ニキビ」「音叉」「釣り糸」

(C)日刊ゲンダイ

「食事を取るとすぐ眠くなるし、おしっこも心なしか泡立っている。糖尿病のような気がするが、どのくらい進行しているのか知りたい」

 糖尿病予備群のなかには病院での診察を拒否しつつも、自身の症状に気をもんでいる人も少なくない。

 むろん、血糖値を調べるなど医療機関で受診すればすぐに分かるのだが、「糖尿病宣告」を受けた場合の生活や精神的不自由さが怖いのだ。

 糖尿病の症状は「のどが渇く」「体がだるい」などが有名だが、これは病気がかなり進行しているケース。最新の研究では、「20歳以上のニキビは糖尿病予備群の可能性が高い」というものがある。

 インドの研究者が「米国糖尿病学会誌」(2015年12月23日号)に報告したもので、20歳以上のニキビのある男性100人とニキビのない男性100人とを比較したところ、ニキビあり群ではインスリン抵抗性のある割合が高かった。

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