米国では、すべてのがん治療のうち6割が放射線ですが、日本はわずか3割。放射線で済むのに手術が行われているケースが少なくありません。もちろん、放射線には被曝リスクがあり、皮膚が赤くなったり、胃腸の粘膜が荒れたり、下痢や吐き気を起こしたりするなど副作用もあります。しかし、照射技術が進んだためかなり少なくなり、今や手術や抗がん剤の副作用より軽い場合がほとんどです。
もう一つ、セカンドオピニオンは、最初の診断から3カ月以内に受けるのが大切。一般的ながんだと、3カ月以上で治療が遅れるリスクが高いのです。一度スタートした治療を不審に思っても、それを変更するのは難しく、診断から3カ月以内、治療開始の前が鉄則です。
セカンドオピニオンについて、この2つはぜひ頭に入れておいてください。
Dr.中川のみんなで越えるがんの壁