愉快な“病人”たち

女優・高樹澪さん 「片側顔面けいれん」からの回復を語る

高樹澪さん(C)日刊ゲンダイ

 手術は父の“心のトゲ”も消してくれました。「顔面けいれんが起きたのは、子供の頃、しつけで頭を叩いたのが原因なんじゃないか」と心配していたんです。父も不器用で、厳しくしつけたんですよね。私の完全回復を見て、後悔の念も消えたそうです。

 人によっては、けいれんがあっても気にしないで生活する人もいるし、人形師の辻村寿三郎先生のように3年くらいで治ってしまう人もいて、人それぞれです。でも、私には外科手術がベストだったんだと思います。

 手術によって無理なことも一瞬で変わることを知ったおかげで楽観的になれるようになり、周囲に変に気負うこともなくなりました。今は不可能なものほど挑戦したくなるくらい、毎日が楽しくてたまらないんです。

▽たかき・みお 1959年、福岡県生まれ。銀行OLを経て、映画デビュー。レコード「ダンスはうまく踊れない」、ドラマ「スチュワーデス物語」、映画「卍/ベルリン・アフェア」(イタリア・ドイツ合作)などに出演。片側顔面けいれんのため03年から09年まで芸能活動を一時休止。8月2日に主演作「誘惑は嵐の夜に」のDVDがハピネットから発売。

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