ダイエットを科学する

日常生活で取り入れるべき「5つの習慣」

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

「もちろん、栄養バランスのとれた食事は大切です。しかし、素人にはどういう食事が良いのかわからない。そこで、いまの食事から少し量を減らすことを目指しましょう」

 極端な食事制限は、一時的に大きな効果を出せても、長期継続は極めて困難。かえってリバウンドを呼び込みやすい。

 2つ目は具体的な目標体重を決める。こちらも無理なく減らせる体重を目標にするのが大切だ。目標が高すぎるとストレスになってかえって食欲を刺激したり、挫折してダイエット自体をやめてしまいかねない。

「肥満学会では『サンサン運動』をすすめていて、3カ月で3、4キロ落としていくのが理想です。短期間で何十キロの減量目標は長期継続できません」

 3つ目は目標体重に向かう方法として「体重日記」をつける。

「1日4回を目標にしましょう。起床直後、朝食後、夕食後、そして就寝前。これをグラフ化して、一目で変化を見られるようにすることが肝要です。中でも重視すべきは起床直後の体重です。前日より増加していれば、その理由や前日の行動、食事などを振り返り、その後の行動を改めます」

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