医者も知らない医学の新常識

強力な磁気を使う「MRI検査」は本当に安全なのか?

無害とは言い切れない(C)日刊ゲンダイ

 コンタクトレンズの一部でも、そうした影響が出ることがあります。また、精密検査では「ガドリニウム」という造影剤を使用しますが、腎臓の働きが低下していると、これが蓄積して皮膚などの障害を起こす危険があります。妊娠中に造影剤を使用すると、それが胎盤を通過して、胎児に影響を与える可能性もあります。

 このようにMRI検査にも、まれですが危険はあるので、必要な検査だけを受けるようにするのが一番の安全策なのです。

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石原藤樹

信州大学医学部医学会大学院卒。同大学医学部老年内科(内分泌内科)助手を経て、心療内科、小児科研修を経て、1998年より「六号通り診療所」所長を務めた。日本プライマリ・ケア学会会員。日本医師会認定産業医・同認定スポーツ医。糖尿病協会療養指導医。