看護師直伝 がん治療と笑顔で付き合う

風邪にそっくりな副作用

 間質性肺炎の症状は、風邪によく似ています。抗がん剤治療中の方にぜひ覚えておいていただきたいのは、風邪だと思っても、万が一を考えて、抗がん剤治療中の医療スタッフに症状を伝えてほしいということです。電話の相談でも構いません。その場合は、症状と共に使用している抗がん剤の名前を伝えてください。

 間質性肺炎は早期発見・早期治療が肝心。抗がん剤投与から1~2週間程度で発症するものもあれば、数週間から数年かけて発症するものもあります。抗がん剤治療後も定期受診は欠かさず、症状に気を配る。「いつもと違う」と感じたら、すぐに主治医に言う。療養日記もお勧めです。

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