歯医者嫌いも押さえておきたい「3つの歯科テクニック」

「将来」も見据えて(C)日刊ゲンダイ

 適切な歯科治療を受けるために知っておいたほうがいいことは?歯科医の相馬理人氏に聞いた。

①専門医を選ぶ

 相馬氏は「◯◯だから良い・悪い」といった即時評価は困難であることを大前提とした上で、「歯科も専門性はいろいろ。重症例や難易度の高い処置や治療が必要な時は、可能であればそれらに注力している歯科医を受診すべき」と話す。

 相馬氏によれば、一般的に難しい抜歯やインプラント手術は、かかりつけ医から専門医への紹介となりやすい。歯列矯正も「歯列矯正専門」と掲げている医療機関が多く、自然と専門医に当たりやすい。

 一方、虫歯が進行し歯の神経に達した場合の「根管治療」や「歯周病」は違う。専門医ではないかかりつけ医が治療するケースが珍しくない。

「根管治療は、治療の仕方などで結果が大きく変わります。不十分な処置のために再発を繰り返す患者さんは少なくない。もし専門医であれば、歯周組織再生療法など、歯を守る高度な治療を提示できるかもしれません」

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