インフル感染リスクを下げる「マスク」の正しい使い方

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 さらに、顔を触らないことも大切だ。米国で行われた調査では10人の対象者を観察したところ、最も多かった人は3時間で目を12回、唇を72回、鼻を20回も触っていた。平均でも目を7・4回、鼻を16回、唇を24回触っていたという。

「マスクを着用していても、人は無意識に顔のあちこちを触っているものです。顔に触る回数が多ければ、それだけ感染リスクもアップします。私も患者さんと接する機会が多いこともあり、意識して顔を触らないように心がけています」

 国立感染症研究所のホームページでも警告されているように、マスクは正しく着用し、しっかり手を洗い、顔を不必要に触らないようにする。中途半端に使って安心してはいけない。

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