独身は既婚より確率高い 認知症防ぐ生活法を医学博士伝授

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 独身者は認知症になる――。こんな研究結果が注目されている。

 ロンドン大学の研究チームが欧州人や日本人などを調査。配偶者と死に別れた人や生涯結婚しない人は、結婚している人より、アルツハイマーなどの認知症になる確率が42%も高かったという。

 認知症は独身だけでなく妻帯者にとっても怖い病気だ。どんな生活をすればボケずに生きていけるのか。

 まず大切なのが食生活。認知症予防には魚と緑黄色野菜が効果的ということが分かっている。魚は川魚よりもDHAとEPAが多く含まれるサバやイワシが、野菜はピーマンやキュウリ、葉物がお勧め。オリーブオイルも予防効果があるという。

 頭を使うことも重要だ。医学博士の米山公啓氏が解説する。

「読書もけっこうですが、料理に挑戦するのもお勧めです。料理は段取りをしながら調理する“同時処理”の作業なので脳の刺激になる。毎日同じものをつくるのでなく、独自の創作料理を考えるとさらに効果が高まります」

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